株式会社アーキ設計


株式会社アーキ設計は1978年より、建築の設計及び監理を専業として活動しております。 敷地・景観・環境・社会・経済・文化などに建築は直接的・間接的に「人」や「生活」に関係しながら長く存在するリアルなものです。 設計する人、注文する人、関わる全ての人たちの、その「時」の最大の努力による「ものつくり」・「ことつくり」でなくてはなりません。 株式会社アーキ設計ではそんな思いで、一つ一つを大切に丁寧に気持ちのよい建築をつくっていきたいと思います。


実際の現場だから学べるものは大きい

憧れたプロの仕事場での作業
私達が体験した4日間のインターンシップの中で、初日は事務所を訪れて今後の研修内容についての話をする所から始まりました。それぞれの今後の希望を伝えた上で、建築家という職業についてお話を聞かせて頂きました。 また、打ち合わせ時に実際に使用したという図面も見せて頂いたり、その設計思想についてもお話を聞く事が出来ました。他にも実施図面やパースを拝見させて頂きました。
建築家とは「自分の設計と引き換えに施主の大金を受け取るわけだから、その責任を負う覚悟が必要である。」「楽しめる人でないと続けられない職業」だと伺い、改めて自分が設計に向いているのかを考えたい。しかし設計案を見せていただくときは、やはり楽しく、憧れの職業であることを強く感じた。

2日目は現場見学を行いました。現場見学では施工中の集合住宅に行き説明を受けて、「建築をつくるということは街をつくることであり、建築家が公共に配慮することが豊かな環境をつくるのだと感じました。」他にも以前、授業で習った採光面積等の計算を実学により学べて、断片的に知っていた現場工事を実際に詳しく見ることが出来ました。

3日目には壁量計算と施主に見せるための間取り図を、CADを使い既にある平面図から作成しました。学生の設計課題とは逆に、素人でも理解できる図面(間取り図)などを作成することの重要さを知る事が出来て勉強になりました。

最終日となる4日目、前回より引き続き平面図の簡略化や自社設計の住宅の排煙面積、換気面積および採光面積の計算について教えて頂き自分達で作成しました。
そして最終日という事で特別に時間をとって頂き、多くの事をお話する事が出来ました。 これから先、大学院に進むのか、就職するのかを悩んでいた所、「肝心なのは最終的にどうなりたいか、そしてどこで誰のもとで学ぶか」という事を教えて頂きました。今回のインターンシップは4日間という限られた時間でしたが、直接プロの仕事を学ぶ事が出来て、これからどんな力をつければいいのかとても勉強になりました。


◆ 研修生の声 ◆
K.Sくん
「図鑑で見ていた魚が、実際に泳いでいる姿を見たような体験だった」
インターンシップではプロの仕業を見る事が出来て大学の勉強だけでは伝わらない現場の雰囲気や、実際に就職したらどんな仕事をするのか多くの事を学べました。
具体的には建築基準法についての勉強、採光面積、排煙面積の計算が出来るようになりデザインソフトも以前より上手く使えるようになりました。
また、気さくに接して頂き将来の進路などの相談もできて4日間という限られた時間でしたが、これからの自分にとってとても大切な事をこの体験で得る事が出来ました。

T.Oさん
「建築を通して自分と向き合えた」
アトリエ系設計事務所の実務に携わることができ、大学の課題では感じることが難しかった仕事の雰囲気を直に体験する事が出来ました。 他にも多くの事を親切に教えて頂き、CADの使い方や構造、現場の収まりについて学ぶ事が出来ました。また、建築という仕事は自分の好きな物を表現出来るやりがいと、それに伴う責任があると話を聞き、改めて自分と向き合い、将来について考える良い機会を得られました。
今後は最終的に自分の目指す姿、設計と向き合う覚悟についてじっくりと考え、インターンシップで学んだ事をこれからの進路選択や大学での勉強の中に活かしていきたいと思います。

◆ 企業の声 ◆
「最も必要な素質は建築が好きであること」
建築家の仕事は世に残る大きな仕事です。そのため責任も重く、人を納得させる物でなくてはいけません。また、建築という仕事は結果が出るまでに、長い時間を必要とします。
そして結果を残すためには、努力を重ね、様々な経験、実績を積み「何を作りたいのか」という明確な意思を持ち続ける事が大切になります。 これから先2人には、建築家として「いつかはこんな作品を手掛けたい」という意思を持ち、またそれ以上に「建築が好きである」という想いを持ち続けてほしいと思います。

◆ コーディネーターの声 ◆
「これから手掛ける2人の夢」
2人にとっての夢である建築家という仕事。
今回のインターンシップを通じて、良い面だけでなく必要となる覚悟や責任の重さについて、学ぶ事が出来たようで体験前と比べ、ひとまわり大きく成長したように感じました。
しかし、覚悟や責任があるからこそ本当に良い仕事が出来ると思いますし、達成できた時の喜びも大きな物になると思います。 2人がこれから先、建築家として多くの夢をカタチにしていけるよう、コーディネーターである私も少しでも支えていければと、決意に満ちた2人を見て強く思います。